top of page

隙間 転換 言及

2022.04.12


こんばんわ。もうおはようの時間かしら。

ここ最近は専ら作業に打ち込む日々を過ごしています。少し作業が落ち着いてきたので、気分転換にでもブログを綴ります。皆さん如何お過ごしでしょうか。段々と暖かくなってきて、春の日差しが照らしてくれるような時期になりましたね。何と時の流れは早いことか、もう気がつけば4月も真っ最中。いつの間にやらあたしも一つ歳を重ねてしまいました。年配の方から言わせてしまえば、まだ21かと言われてしまうかもしれないけれど年々時の流れが早くなって、目を見開いてしまうほどにあっちゅうまに一年が経っている。そんな事を感じました。約一年前に淡雪という楽曲を投稿したのだけれど、そんなものついさっきかと思えてしまう程です。如何せん色々な楽曲を作って歌ってと様々に活動をしてきたので、その一つ一つの記憶を脳みそを掻き出して思い返してみると、何やかんや一年間は過ごしてきたんだろうなあと思える瞬間もありますが、精神的な側面というか、ある種の自分の本当の年齢みたいなもんは一切も、そんで一歳も成長できていない感覚ばかりが蝕んできています。

それはそうとして、、このブログでこの頃自分の楽曲について言及する事が減ってきたなと思ったので、何か特別書きたい事があるわけではありませんが、何かしら投稿してきた楽曲について書いてみる。と言っても何を書くべしやと頭ん中のエンジンをフル回転させながらキーボードを叩きます。今年に出した楽曲について述べていこうかしら、何にせよこんな長文毎度毎度読んでくれる人がいるのかすら定かではないですが。今年は一月二月三月と3曲投稿してきました。雷、マスカレードとスーブニール、水葬ですね。謀らずも三曲とも違う曲調になっていることに今気がついた。雷はロックチューンを作りたいという気持ちから制作していった覚えがあります。投稿したのは一月下旬辺りだったかな、この曲の構想自体は去年の11月とか12月辺りには大まかに浮かんでいました。今までガチガチのギターロックというか、ロキノン系の曲を作った事がなかったので、ギターの音を我が物にしたいという意識の元ひたすらギターをかき鳴らして作りましたね。今まで殆どの楽曲にギターを差し込んできましたが、その大半はギターが主役では無いようなアレンジを施してきた感覚があって、パスタの上にちょこんと添えるパスタの様な。どうにも楽曲に圧と彩を添えるイメージだったなと。贖罪の羊なんかは割とバンドサウンドで作られていたりしますがそれはそれとして置いておきましょう。雷を作る時にやんややんやと苦戦したのはギターフレーズですね。聴いていて不思議な印象を持たせたいという事が念頭にあって、自分らしいフレーズってもんはどんなもんなんだろうかと試行錯誤を重ねていた記憶があります。イントロのフレーズやABの横に鳴っているリフなんかは7をちょくちょくシャープさせたり、ハンマリングでグルーヴを作ったりとまあ自分なりのギターロックを目指してやってみました。雷の中でもイントロのフレーズは弾いててめちゃくちゃに楽しいので、耳コピして弾いてみてほしいね。後半のクリシェみたいにあがっていくフレーズなんかは、意思とは無関係にピックを持つ手が力んでしまうような、アンプでばきばきに鳴らしたいフレーズになったんじゃねえかなと思っております。あの音はストラトのセンターですね。いっつもリアばっかり使ってチャキチャキ鳴らしてしまいますが。雷って曲は皆さんどう読んでくれているのだろうか。きっとサビで「いがづち」と歌っているんでそれがタイトルなのだと思ってしまいそうだけれど、あの曲は「らい」と読みます。何故にそんな異端な読み方を強いるのかというのはまたいつか話します。聴覚上ロックテイストの激しめな楽曲ですが、実は凄く喪失感と侘しさに満ちた曲です。あんまりに深く語っても面白く無いんでここいらで雷のお話には句点を打ちましょー。

2月に投稿したはマスカレードとスーブニールですね。長いんでマスカレードと呼びます。この曲は寄って挙って皆々使う「普通」って言葉に疑問を抱いて作った楽曲です。当たり前だとか普通だとか、そういった意識の蓋で封じ込めてしまえば、どんな卑劣なことでも悪辣なことでも、まるでそれが常識になってしまうかの様な事を思っていて。皆が皆右を選ぶのならば、さすれば右が正しく左は不適合だと。ある種サイコパスだと言われてしまう要因にもなりかねない現状に疑問符を投げ掛けた、そんな曲ですね。マスカレードは楽曲と小説を同時に制作しました。小説のお話でも「普通」ってもんにフォーカスを当てて、女の子がどんどんと異質な空間に翻弄されていく様な構成になっていて、そのストーリー性や小説との兼ね合いみたいなもんが楽曲でも通ずる様に、どうにか言葉を紡いでいきました。普通はこうだから、それは普通じゃ無いから、そんな言葉に押し潰されて折角の人間としてあるべくして持った自分の声を、いつまでも隠してしまっては如何なのだろうか。声を荒げろと言う訳でもまして声を出すなと言う訳でも無いけれど、貴方にしか出せない特別を、声にしてほしい。それは自分にもそう言い聞かせているのかもしれないが、そうとしてもそう言う思いを込めた楽曲です。アレンジ的な側面から少し話すと、この曲は構成も音作りもボーカルの声も全てあまり聴かない様なものを目指して制作しました。急にBメロで3拍子になったり、ピアノは調律が狂った様な何処かおどろおどろしい音にしてみたり、ボーカルはすぐ耳元で歌われている様な少し篭った声にしたりと、その他も諸々。制作する際にはヘンテコなものにしようという意識というか、世の中に有り触れた楽曲とは正反対に位置するものを作ろうという考えを片隅においてはいたけれど、構成だったり音作りだったりをする際には一切自分の中で一番気持ちのいいものを当て嵌めていった様な気がしています。それがきっと自分の中でいう普通の制作というか、美しいものを作ろうと足掻いた結果として、ヘンテコなマスカレードという曲が出来上がった。なので、Twitterだとか楽曲の概要欄に、至って普通の曲ですと少しアイロニーを込めた書き方をしました。これはきっとヘンテコだと、これは自負している。そうなんだけれど、これは私の普通だと。至って普通の楽曲だと。そう叫んだ曲って感じですね。余談ですが、MVでイラストを60枚ちょい描きました。そんなにも短期間にイラストを描く事がなかったので、数週間の内に平均的な人間の何ヶ月分の線を描いたのだろうと頭を掻き毟りながらの制作をしていました。イラストを描く作業は疎か、MVの構成が一番行き詰まった様な気がしますね。初めて絵コンテの様なものを描いて、それに応じてイラストを描く。少し本格的なやり方なのかもしれないとテンションは上がっていたのは初め数分のことです。楽曲の歌詞と、小説のお話とをリンクさせながら上手くイラストを切り貼りして映像を作ろうかと言った作業ははじめてだったんで、めちゃくちゃ神経を使っていました。少し簡略化せざるを得ない部分も多々ありますが、小説のお話がそのまま映像になったようなMVなので、小説を読んでからみてみると面白いかもしれない。良ければどうでしょうか。

ここまで書いて次に水葬についていろいろ書こうと思ったのだけれど、こんなにも長文になるとは思っておらず、気づけば約一時間もブログと睨めっこをしているので今回はここいらで。また何処かで水葬のお話はするので、それも読んでくださると嬉しいです。こんなにも長文、ここまで読んでくれた人はいるのだろうか。もしこの文章を読んでくれている人がいるのであればありがとうござんすと伝えに行きたいですね。どうもです。

今回書いた雷、マスカレードとスーブニールのURLが下にあるので、良ければ聴いてください。マスカレードに関しては、小説を読んでから聴いてみて欲しいので、小説のリンクも載せておきます。

ではでは阿亀屋でした。作業に戻ります。ちゃ。




阿亀屋 - 雷 feat.初音ミク



阿亀屋 - マスカレードとスーブニール feat.初音ミク



小説「マスカレードとスーブニール」




阿亀屋 - 水葬 feat.初音ミク




ばいちゃー。




© copyright Kei KoyamaOKAMEYA inc. All Right Reserved.

  • ホワイトYouTubeのアイコン
  • 202302_niconicosymbol_wh
  • ホワイトTwitterのアイコン
  • ホワイトInstagramのアイコン
  • チクタク
  • ホワイトPinterestのアイコン
bottom of page