私はただ1人 あなたを待っています

何処にいるのかも知らぬままで

いつの間にかもう 遥か遠い過去になって

忘れてしまうくらい乏しいの

 

「目の前に止まる列車 あなたの姿はない

いつもならもう降りてくるはず」

そんな様な日々が ひたすらに過ぎる

神様 どうかもう一度だけ

 

ここが約束の場所

すり減るかかとも痛くない

帰りを告げるベルの音がなった

早く姿を見せてよ

 

あなたにただ会いたいだけ

会いたいだけ 会いたいだけよ

移り変わる街並みの中

あなたを探す 1人見つめる

あなたの居場所 教えてよ

 

私はただ1人 あなたを待っています

行き交う人いきれの中に座って

どこまで遠くの方へ 出かけてしまったの

神様 どうか連れ戻してよ

 

あなたにただ会いたいだけ

会いたいだけ 会いたいだけよ

周りの声 聞こえないわ

あなたの声で ただいまと言って

おかえりなさい もう一度だけ

 

ここが約束の場所

雛罌粟（ヒナゲシ）は枯れ果てていった

あなたは私を忘れてしまったの

それとも私が忘れたの

 

あなたにただ会いたいだけ

会いたいだけ 会いたいだけよ

移り変わる街並みの中

あなたを探す 私は探す

 

あなたにただ会いたいだけ

会いたいだけ 会いたいだけよ

周りの声 聞こえないわ

あなたの声で ただいまと言って

おかえりなさい もういちどだけ