「誰かがあたしを見ている

誰も居ないと言うのに」

そんな言葉を吐き散らしてはまだ

あなたは馬鹿なままね

なんて、なんて さあ？

硝子の欠片を手に取り

ここがあたしのテリトリー

なんてふざけた嘘はいっそ嘘の中

仕舞っといてくれよ

 

災難だったよな その後悔も

今は全部捨てられそうか

寄る辺ない夜に

つけ込まれてさ お気の毒ね

誰も知らない あなたのことを

あたしだけは全部知ってる

本当は何処にも居ないのにね

 

騙されたって瞞しだったって

その全て愛してやるよこの通り

何処にも行けないね

もう分かってるよ、俯瞰しないよ

やっと見つけた有象無象

偽物の仮面つけてパレイド

誰彼見ている いつからか？

シミュラクラ パッパッ

 

誰かが私を見ている

誰も居ないと言うのに

そんな言葉に踊らされても尚

あなたはここで何を、何をしているの？

浮かぶ孤独のアドバルーン

彼は遠くを見ている

然れど去れぬと遺憾なことばかり

募ってそんでもってきっともう

それしか出来ないのよ

障子と壁には耳と目

狭苦しい世間体

そんな中でいけしゃあしゃあと

知らんぷりのまま

生きて、生きて、生かされて

挙げ句の果て心得違

どだい有り得ず動じない

聞けよ神様 あたしはあたしで

あんたに決められることじゃないわ

 

幸いなんだろうか そりゃないだろな

たかが知れてる戯けた生涯

プラセボだらけ 嘘に塗れた知覚類像現像

誰も知らないあなたのことを

あたしが全部教えてあげる

あたしが見なきゃ居れぬことも

 

勘違いって笑って生まれてさ

疑わず信じてみてしんぜよう

目が合う そんなって

もう分かってるよ、蔑まないよ

やっと見つけた有象無象

偽物の仮面つけてパレイド

誰彼見ている さあ退きな

パラノイア パッパッ

 

「下らない」って放ってよさっさと

有り得ない物は恐ろしいでしょ

今更どうだって

馬鹿みたいよね、あなたもあたしも

あっけらかんに狂ってさ

何も見えないふりしたステータス

嘘には見えない

あたしには あたしだけ？

 

騙されたって瞞しだったって

その全て愛してやるよこの通り

何処にも行けないね

もう分かってるよ、俯瞰しないよ

やっと見つけた有象無象

偽物の仮面つけてパレイド

誰彼見ている 自らさ

いつからか？

どこにも見ている 過ぎたるわ

シミュラクラ パッパッ

 

シミュラクラ